中野俊樹助教(水産資源化学分野)が2021年度日仏海洋学会賞を受賞

中野俊樹助教が「魚類における環境ストレスの解明と健魚育成への応用に関する研究」に関する業績により、2021年度の日仏海洋学会賞を受賞しました。日仏海洋学会賞は、海洋学および水産学において顕著な学術業績を挙げた研究者に対し日仏海洋学会が授与する賞です。

気候変動や人為的活動など外因性と内因性の要因が複合した環境ストレスは、魚類の成長や生殖など生産性や環境適応能に大きな影響を与えると考えられます。中野助教は、そのストレスが生体に及ぼす影響と機作を明らかにし、それをコントロールし応用することで魚類の健全性を維持、増進させる手法について検討してきました。これらの研究活動に加え、日本とフランスの海洋学ならびに水産学分野における学術交流にも尽力しています。本学会賞の授与は、一連の研究成果と学術交流への貢献が評価されたものです。

なお、授賞式は本年6月19日に開催される日仏海洋学会学術研究発表会・総会にて行われます。
関連URL: http://www.sfjo-lamer.org/