東北大学准教授が率いる国際チームの提案 米国国立科学財団の収束アクセラレータプログラムに採択 シーフードトレーサビリティツールの構築に挑戦
近年、タコやイカなどの漁獲量は大幅に増加しているが、その漁獲数と場所の報告は不正確で、このようなデータ不足がタコなどの乱獲につながり、タコ漁業の将来を脅かす恐れがあります。
東北大学大学院農学研究科のエイムズ シェリル准教授が率いる研究チームは、トレーサビリティシステムを開発し、環境DNAの手法によって新しいデータを収集し、漁業の対象となっているタコの種類、捕獲地域のAI による識別を可能にするシステムの開発を提案し、米国国立科学財団収束アクセラレータプログラムアワードに輝きました。最終的には、タコのバリューチェーン(=価値連鎖)を取り巻くブルーエコノミー(海洋における環境に配慮した持続可能な経済)の発展支援を目指します。
本学から参加するチームメンバーは、共同主任研究員を務めるエイムズ シェリル准教授(大学院農学研究科)とアリーン デレーニ准教授(東北アジア研究センター)で、他にはロヨラメリーマウント大学(米国)、米国海洋大気庁(米国)、アイセフ LLC(日本)、ローズ大学(南アフリカ)、および米国、メキシコ、英国などの他大学の代表および、いくつかの業界パートナーも含まれます。
この研究は以下のSDGsの達成に資するものです。
- 2.飢餓をゼロに
- 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
- 14.海の豊かさを守ろう