伴戸寛徳特任助教(動物環境システム学分野)が「第12回日本獣医寄生虫学奨励賞」を受賞

伴戸寛徳特任助教(動物環境システム学分野)が、「肝臓期マラリア原虫の形態変化メカニズムの解明」に関する業績により、第164回日本獣医学会学術集会にて、第12回日本獣医寄生虫学奨励賞を受賞しました(2021年9月)。日本獣医寄生虫学奨励賞は、獣医寄生虫学の進歩に寄与する優れた成果を挙げ、将来発展を期待し得る獣医寄生虫学に関わる者に授与される賞です。

マラリアは、結核、エイズとともに世界三大感染症の一つとして知られています。現在、世界中で創薬開発が進められていますが、未だ決定打となる抗マラリア薬やワクチンの開発には至っていません。伴戸特任助教は本研究において、長年不明であったマラリア原虫が宿主の肝臓に感染した際に起こす形態変化のメカニズムを解明しました。この研究成果は、マラリアの感染を防ぐ新規のマラリア予防薬の開発に貢献することが期待されます。本受賞は、これらの研究業績が評価されたものです。

【問い合わせ先】
伴戸寛徳
東北大学大学院農学研究科 複合生態フィールド教育研究センター 動物環境システム学分野
〒989-6711 宮城県大崎市鳴子温泉字蓬田232-3
tel: 0229-84-7393
e-mail: hironori.bando.d4*tohoku.ac.jp *を@に変えてください。
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伴戸寛徳