仲川清隆教授(食品機能分析学分野)、加藤俊治准教授(J-オイルミルズ油脂イノベーション講座)が2023年BBB論文賞を受賞

 仲川清隆教授(食品機能分析学分野)、加藤俊治准教授(J-オイルミルズ油脂イノベーション講座)らと株式会社J-オイルミルズとの共著論文「Elucidation of decomposition pathways of linoleic acid hydroperoxide isomers by GC-MS and LC-MS/MS」が、Bioscience, Biotechnology and Biochemistryに採択され、2023年BBB論文賞を受賞しました(2024年3月)。

 食品に含まれる脂質は複雑な経路を経て酸化が進みます。脂質の適度な酸化は食品の好ましい風味に寄与する一方で、過度な酸化は品質・栄養価の劣化をもたらします。そのため、脂質の酸化経路が数十年も前から追究されていました。本研究はその複雑な脂質酸化経路に4つの規則性を見出し、まとめたものです。この規則性は様々な食品の加工・調理の過程で進む脂質酸化を理解するヒントになると期待されます。



[関連URL]
論文はこちら

[問い合わせ先]
仲川 清隆
東北大学大学院農学研究科 食品機能分析学分野
Tel: 022-757-4416 
E-mail: kiyotaka.nakagawa.c1*tohoku.ac.jp (*を@にして送信してください)