第3回MICHINOOKコミュニティセミナー「最先端の食・農研究におけるイノベーションの創出」を開催いたしました
東北大学は、3GeV高輝度放射光施設「NanoTerasu(ナノテラス)」や、世界で唯一の300mm対応スピントロニクス半導体プロセスラインなど、世界トップレベルの研究開発施設の集積が進む青葉山新キャンパスにおいて、約4万㎡の「サイエンスパーク」を形成するとともに、東北大学が全キャンパスを挙げて推進するサイエンスパーク構想が本格始動しております。
その活動の一環として、社会とともにある大学として取り組んでいる本学の最先端の研究をご紹介し、研究者と企業、または企業同士が、学術領域を超えて連携することで、アカデミアの知や技術により社会価値創出やイノベーションの創出をサポートすることを目的にMICHINOOKコミュニティセミナーを開催しております。第3回目となる今回はAgriculture(農学)を対象として、MICHINOOKコミュニティセミナー「最先端の食・農研究におけるイノベーションの創出」を2024年11月29日に東京都内で開催いたしました。
本学張替秀郎理事による開会挨拶に始まり、北澤春樹農学研究科長・教授からは、研究科概要紹介とともに『健康長寿を支えるイムノバイオティクスの魅力』、仲川清隆農学副研究科長・教授から『「酸化」のメカニズムがわかると、世界が変わる!? 食品機能分析で目指す“豊かな”未来』、原田昌彦教授から『ナノを視る巨大な顕微鏡 ”NanoTerasu”が拓く食・農の未来』、大谷隆二教授から『現場から進化するスマート農業』、とそれぞれ題した講演があり、本研究科で取り組んでいる最先端の食・農研究をご紹介いたしました。
続いて行われたポスターセッションでは、上記講演者に加えて、井元智子准教授、西田瑞彦教授、本間香貴副研究科長・教授、伊藤房雄教授、陶山佳久教授、Cheryl Lynn Ames教授、白川仁教授、伊藤隼哉助教、竹岡芳成特任准教授、齊藤緑学術研究員がポスターセッション登壇者となり、研究内容に加えて、研究科・附属複合生態フィールド教育研究センターの概要、福島復興における取組、国際交流事業、産学共創による製品事例など多岐にわたる活動をご紹介し、企業をはじめ、研究機関、国・地方自治体等の多くの皆様と活発な情報交換を通じた親睦交流を深めることができました。
最後に、湯上浩雄副学長より閉会のご挨拶をいただき、定員の100名を大幅に上回る総勢180名以上の方々にご参加いただいた本セミナーは盛会の内に幕を閉じました。今後も、産学共創を通じたますますのイノベーションの創出が期待されます。
※2024年4月より「東北大学サイエンスパーク構想」が本格始動。サイエンスパーク構想は、東北大学が有する人材・設備・制度等を広く社会に対して提供することで、先端科学技術領域においてイノベーション創出に挑戦する多彩なプレーヤーが集まり融合する「共創の場」を構築し、新たな社会価値と新産業の創造を目指す構想であり、実現に向けMICHINOOKコミュニティを形成・運営。
ポスターセッションの様子※プライバシーの観点から写真へぼかし処理をしております
お問い合わせ:産学連携部特定事業戦略室 サイエンスパーク事業係
電話番号:022-217-6044
Email:kyoso-senryaku*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)