International Symposium on Remote Sensing 2022において縄野碧さん(修士課程1年)がStudent paper awardを受賞
2022年5月16~18日に開催された、International Symposium on Remote Sensing 2022 において縄野碧さん(修士課程1年)がStudent paper awardを受賞しました。
対象となった論文
Evaluation of Temporal Variability in Surface Chlorophyll a Concentration Estimated by GCOM-C/SGLI in Onagawa Bay, Japan (Midori Nawano, Toyonobu Fujii, Hiroki Murata and Chinatsu Yonezawa)
この論文では、宮城県女川湾を対象として、2018年1月から2021年4月にかけての人工衛星GCOM-Cに搭載されたSGLIセンサの観測データから推定されたクロロフィルa濃度と実測値を比較しています。その結果、陸からの距離が500m以遠の観測地点では衛星データによる推定値と実測値の時系列変化の傾向が一致することを示しました。また湾内でのクロロフィルa濃度の増加に対する、親潮の影響の可能性にも言及しています。
人工衛星観測データから推定した女川湾周辺のクロロフィルa濃度の空間分布。色が濃くなるにつれて濃度が大きくなる。黒丸は現地観測点を示す。
- 14.海の豊かさを守ろう