沿革
本分野は、東北大学が大学院大学となった平成10年(1998年)4月に大学院農学研究科 応用生命科学専攻 生命工学講座のひとつの分野として創設された。発足当時の分野名は機能分子解析学分野であり、教授には、食品機能学分野の助教授であった宮澤陽夫氏が昇任された。助教授には、生理活性化学分野の技官であった山下まり氏が昇任された。平成15年(2003年)4月の大学院農学研究科の改組により、生物産業創成科学専攻 天然物生物機能科学講座 機能分子解析学分野となり、助手には、本分野で博士課程を修了し、その後、日本学術振興会 特別研究員、科学技術振興事業団 科学技術特別研究員等であった仲川が就任した。平成16年(2004年)4月に山下まり助教授が生体物理化学分野の教授に昇任され、これに伴い平成16年(2004年)11月より仲川が本分野の助教授に昇任した。平成17年(2005年)4月には、生体分子機能学分野の技官であった木村ふみ子氏が、本分野の助手に昇任された。また平成19年(2007年)4月より学校教育法の一部改正によって、木村ふみ子助手と仲川の職位はそれぞれ助手から助教、助教授から准教授へ名称変更となった。 平成27年(2015年)3月には17年間分野主任を担当された宮澤陽夫教授が退官され、准教授だった仲川が引き続き分野を担当し、平成28年(2016年)4月に教授に昇任した。木村ふみ子助教は平成28年(2016年)3月まで在職され、尚絅学院大学へ転出された。平成29年(2017年)4月には、新潟薬科大学の助教であった永塚貴弘氏が本分野の准教授に就任された。平成30年(2018年)4月には、本分野で日本学術振興会特別研究員、博士研究員等であった伊藤隼哉氏が 助教に就任された。 平成31年(2019年)4月 、J-オイルミルズ油脂イノベーション共同研究講座が大学院農学研究科に設置され、仲川が教授を兼務、東海大学医学部で博士研究員であった加藤俊治氏が助教に就任され、 加藤俊治氏は本分野の助教も兼務された。令和元年(2019年)9月には本分野の学術研究員であった乙木百合香氏が助教に就任された。加藤俊治氏は令和4年(2022年)4月に准教授に昇任され、引き続き本分野の准教授も兼務された。機能分子解析学分野は、令和4年(2022年)4月の大学院農学研究科の改組により、農芸化学専攻 食品天然物化学講座 食品機能分析学分野に名称が変わり、現在に至っている。(2024年12月)