氏名 大越 和加
職位 教授
TEL 022-757-4243
FAX 022-757-4246
Mail waka.sato-okoshi.d3*tohoku.ac.jp(*を@に換えてください)
専門分野 多毛類生態学、生物海洋学
経歴 東北大学農学部水産学科卒、同大学大学院農学研究科 博士課程後期課程修了(水産学専攻)、千葉県立中央博物館 主任技師、東北大学大学院農学研究科教務技官、助教、准教授を経て現在に至る。
Research map https://researchmap.jp/sato-okoshi
研究内容

「環形動物門多毛類の生物学、分子生態学」

「種々の攪乱が海洋生物に及ぼす影響」

「極海や深海の生物学」

などに取り組んでいる。

 

環形動物門多毛類(幼生はプランクトン、成体はベントス)、中でも特にスピオ科に焦点を当てて研究している。

プランクトンとベントスを切り離して考えるのではなく、それらを繋いで海洋を理解する。

 

海洋生態系において環形動物門多毛類は貝類、甲殻類とともに三大構成生物群といわれ、大きなアバンダンスとバイオマスを有し、多様性に富み、あらゆる海洋の環境に適応している。環形動物門多毛類は生態系において重要な役割を担っているにもかかわらず、他の動物門に比べると人間との関係が希薄なためまだよくわかっていない。例えば、人間は環形動物を積極的に食物として利用していないが、人間以外の動物は環形動物を重要な食物としているほか、環形動物は水質や底質の浄化、物質循環などの機能において欠かすことのできない大切な生物群である。世界には多くの環形動物研究者がいますが、彼らと協力し合い、海域をつなぎながら楽しく研究を展開しています。一度、環形動物を見に足を運んで下さい。その一歩が、海洋生態系の維持と安定を担う、未知の環形動物の研究の扉を開けることに繋がります。

 

一言:太平洋から南極海まで、浅海から深海まで海洋はグローバルにつながっています。時空を意識し、広い視野を持ち、海洋の世界を探求しようと思います。

普遍性と多様性。分断せずに繋ぐこと。根を持つこと、翼を持つこと。

https://www.agri.tohoku.ac.jp/jp/about/organization/graduate/aquaeco/index.html

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