放射光生命農学センター

センター長挨拶

センター長挨拶

センター長 原田 昌彦

センター長 原田 昌彦

放射光生命農学センター(Center for Agricultural and Life Sciences using Synchrotron Light;略称A-Sync)は、東北大学大学院農学研究科附属センターとして、2021年9月に設置されました。現在、東北大学青葉山新キャンパスには、2023年の完成予定で、次世代放射光施設が建設されています。この放射光施設に最も近い部局として、また東北地域における食・農関連産業の重要性に鑑みて、本農学研究科における次世代放射光の積極的な活用が期待されています。そこでA-Syncでは、東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センター(SRIS)および光科学イノベーションセンター(PhoSIC)と連携し、食料・健康・環境を中心とした農学・生命科学領域の諸課題に放射光技術を活用して取り組み、農学研究科の研究教育および産官学連携を推進することを目指します。また、放射光生命農学という新規な学際領域において、国際的に活躍できる人材を育成します。さらに国内外の研究拠点とのネットワークに基づく「放射光生命農学国際教育拠点の形成~食料安全保障と健康長寿社会のための新技術・産業創成と国際人材育成~」プロジェクトを構想しており、この計画は日本学術会議マスタープラン2020として採択されています(計画番号41、学術領域番号14-2)。次世代放射光が拓く食と農の未来にご期待いただくと共に、A-Syncの活動へのご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。  

 

2021年10月

東北大学大学院農学研究科附属放射光生命農学センター長

原田昌彦