福島県葛尾村復興交流館あぜりあで行われた「あぜりあ市」に出展

6月5日に福島県葛尾村復興交流館「あぜりあ」で村民との交流イベントが開催されました。

農学研究科は2016年に葛尾村と連携協定を結び、実用開発事業や福島ノベーションコースト構想の復興知事業などを通じて復興活動をしています。

今回は、農学研究科の教職員4名が活動の取組みについて紹介しました。植物生命科学コースからは北柴教授(植物遺伝育種学)、加藤准教授(園芸学)が参加し、特産品開発のためのマンゴー、トマト(品種‘すずこま’)、カラシナなどの栽培・加工の実証試験の成果や、栽培管理におけるスマート技術の導入の様子など、植物工場と圃場の見学も取り入れて説明をしました。

また、葛尾村の一部は東京電力福島第1原発事故の影響により帰還困難区域が続いていましたが、2022年6月12日に避難指示が解除されることに伴い、その報告を直接住民に説明するために岸田総理大臣がお越しになりました。東北大学のブースにも立ち寄られ、直接活動の内容を説明しました。

当日は葛尾村や近隣市町村から総勢1000名近い来訪者があり、多くの方々が東北大学のブースを訪ね、東北大学農学研究科(次世代食産業創造センター)の取組みを知っていただき、また対面での会話を通して良い交流の場となりました。

【参考リンク】
次世代食産業創造センターのWebサイトFacebook
植物工場におけるマンゴー栽培の動画

【問い合わせ先】
加藤一幾(園芸学分野 准教授)
e-mail: kazuhisa.kato.d8*tohoku.ac.jp
北柴大泰(植物遺伝育種学分野 教授)
hiroyasu.kitashiba.c7*tohoku.ac.jp
*を@に変更してください。

岸田総理にマンゴー栽培の説明をする加藤准教授

植物工場前での説明(北柴教授)

農学研究科のブースでの来場者への説明

この研究は以下のSDGsの達成に資するものです。

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  • 8. 働きがいも経済成長も
  • 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう