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第3回国連防災世界会議 公式パブリック・フォーラムにてセミナーを開催します(3/14)

2015年1月19日
第3回国連防災世界会議 公式パブリック・フォーラム



Model Village をつくろう
〜新しい農業と安心・安全で豊かな農村の姿を目指して〜


東日本大震災直後のエネルギー・物資の供給は困難を極めました。この経験を踏まえ、当センターの教育プログラムを受講した復興農学マイスター・IT農業マイスター 13名が、4つのテーマに分かれてエネルギー及び食料の自給自足・自立型 Model Village を提案します。震災以後、急速な高齢化と過疎化が進む東北の農村に最先端の技術と人々の知恵を結集し、再び豊かな生活を送りたい。
Model Village のあり方を、ワールドカフェ方式により参加者全員で議論します。

【日  時】
平成27年3月14日(土) 13:30〜15:30
【場  所】
東北大学 川内北キャンパス 講義棟 C 棟202 (キャンパスマップはこちらです。)   
【参加費】
無料、どなたでもご参加いただけます。
【定 員】
100名
【プログラム】
13:30  開会
13:40〜14:25  防災、減災、災害に強い農村・地域のあり方について、4つのテーマを発表

1.農業がかっこいい
金鑫(農業経営経済学・修士2年)・市川晋( 環境適応生物工学・修士1年)・黒岩直人(フィールド社会技術学・修士1年) 中井裕(資源循環エネルギー科学・教授)

2.How to produce biomass energy in your area -Sustainable energy for all-
馬場保徳(栽培植物環境科学・日本学術振興会特別研究員)・吉田慎吾(土壌立地学・修士1年)・真壁拓仁(遺伝子情報システム学・学部4年)・多田千佳(資源循環エネルギー科学・准教授)

3.森林の防災機能と多面的機能を生かした農村の提案
長南友也(作物学・修士1年)・成田佳寿美(水圏植物生態学・修士1年)・菅波眞央(植物栄養生理学・学部4年)・佐藤郁奈(生命化学・学部3年)・陶山佳久(生態適応復興科学・准教授)

4.地域の安全と環境を守る農業、その活性化について考える
早坂由真(植物生命科学・学部3年)・渡部智寛(植物生命科学・学部2年)・古屋聡(植物生命科学・学部2年) 伊藤豊彰(生産環境修復科学・准教授)

14:25  各テーマについてディスカッション
15:30  閉会
【申込方法】
お名前(ふりがな)と所属を明記の上、東北復興農学センター事務局宛にメール又はFAXでお申込みください。
メールアドレス:tascr-agri*ml.tohoku.ac.jp( *を@に変換してください)
FAX 022-717-8934
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農業がかっこいい
金鑫(農業経営経済学・修士2年)・市川晋( 環境適応生物工学・修士1年)・黒岩直人(フィールド社会技術学・修士1年)・ 中井裕(資源循環エネルギー科学・教授)

日本の農業や農村を取り巻く環境は、東日本大震災の復興をはじめ農協改革、後継者不足等、多くの課題が山積している。しかし、一部の若者や農業未経験者た ちが農業や農村に魅力を感じ、都会を離れ農業を開始する人や農村へ回帰する人たちもいる。防災面や地域の活性化、教育、リラクゼーションなど、農業に対し て現在の社会が求めているものを様々な面から捉え、農業の魅力・カッコよさについて述べたいと思う。

■How to produce biomass energy in your area -Sustainable energy for all-
馬場保徳(栽培植物環境科学・日本学術振興会特別研究員)・吉田慎吾(土壌立地学・修士1年)・真壁拓仁(遺伝子情報システム学・学部4年)・多田千佳(資源循環エネルギー科学・准教授)

2011年 の東日本大震災では、電気、ガス、ガソリンなどのエネルギー供給が停止し、一極集中型のエネルギー生産および供給の脆弱さを露呈した。また、物流が寸断さ れたことで、十分な食料の確保も困難となった。そこで、わたしたちは地域で廃棄される有機物(≒バイオマス)からのエネルギー生産とその発酵液を肥料とし た作物栽培を提案する。本発表では、わたしたちが開発した小型メタン発酵システムを紹介し、世界各地域の特徴に合わせた3つのモデルケースを議論する。

■森林の防災機能と多面的機能を生かした農村の提案
長南友也(作物学・修士1年)・成田佳寿美(水圏植物生態学・修士1年)・菅波眞央(植物栄養生理学・学部4年)・佐藤郁奈(生命化学・学部3年)・陶山佳久(生態適応復興科学・准教授)

東日本大震災時には、海岸林が防減災機能を発揮し、森林の持つ多面的機能が改めて注目された。私たちは、Model villageにあるべき森林として、その多面的機能を生かす例を提案する。1)文化機能に注目し、通勤通学に使える「思索の道の森」。2)生物保全と景観機能に注目した「海から見て美しい魚付き林」。3)文化および木材生産機能に注目し、その森から得られた材の楽器で演奏会を開く「音楽の森」。4)水源涵養と文化機能に注目し、水資源の教育や災害時の水源として使える「水の源が見える森」。

■地域の安全と環境を守る農業、その活性化について考える
早坂由真(植物生命科学・学部3年)・渡部智寛(植物生命科学・学部2年)・古屋聡(植物生命科学・学部2年) 伊藤豊彰(生産環境修復科学・准教授)

農業・農村は食糧を生産するだけでなく、都市への人口集中緩和によって減災に貢献すると考えられる。日本の耕地面積の54%を 占める水田は、洪水防止機能や有機性廃棄物を処理する機能など、多面的な機能を備えている。これらの機能は、水田を維持管理する農家や農村に活力がなけれ ば発揮されない。しかし、現在の農村には人口減少、耕作放棄地の増加など課題も多い。そこで私たちは、自然との共生を目指す農法「ふゆみずたんぼ」を例 に、魅力ある農業・農村を創るためにはどうしたらよいのか考えた。
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*テーマ「地域の安全と環境を守る農業、その活性化について考える」の
打ち合わせの様子を取材しました*


はじめに、学生の作り上げた発表スライドを伊藤准教授が確認し、アドバイスを伝えています。
学生マイスターも真剣です。
真剣な作業の中で時折見える笑顔は、今年度半年にわたって講義を受けた
学生マイスターと先生との絆を感じさせます。
その他のチームも現在、同時進行で発表に向けた準備を進めています。
たくさんのアイディアが詰まった「Model Village」の発表を、ぜひ当日聞いていただき、学生マイスターと共に議論していただきますようお願いします。
    
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*2/13 河北新報の取材を受けました*
「農業がかっこいい」をテーマとするチームの打ち合わせに、河北新報の記者の方が取材に来てくれました。
取材の様子です。

≪2/24 新着≫
こちらに関する記事は、2月23日の河北新報夕刊に掲載されました。
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*1/14 セミナー開催に向け、復興農学マイスターとIT農業マイスターが現在準備を進めています*
各テーマに分かれて打合せ(1月14日)
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【お問合せ】 本イベントに関して不明点、ご質問等は下記へお願いいたします。

東北大学大学院農学研究科 東北復興農学センター事務局(安住、大串)
メールアドレス:tascr-agri*ml.tohoku.ac.jp *を@に変換してください。
TEL 022-717-8934  FAX 022-717-8934