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1月25日に葛尾村見学ツアー(留学生)を行いました。
- 2019年2月8日
1月25日に、葛尾村見学ツアーを行いました。
本学の農学研究科や工学研究科などから、留学生19名が参加しました。
午前中は浪江町を見学、大平霊園では浪江町の被災と原発事故による避難について、現在廃校となっている請戸小学校跡地では、TASCR事務局現地駐在員のレクチャーを受けながら見学しました。浪江町に6校あった小学校は、震災後統廃合で現在浪江小学校・津島小学校の児童が合同で授業を行っているそうです。

写真:請戸小学校跡地
午後は葛尾村に移動し、葛尾村役場の杉本誠様より、葛尾村での被災時の避難や、現在の復興状況についてレクチャーを受けました。質疑応答では「食品の風評被害について何か対策やアピールをしているのか(金英淑さん/災害科学国際研究所)」『知事が食べたり、自分で放射線量が図れたりするなど観光課がPRしているが、受け手の心情は難しい課題である(杉本様)』「農業を復興させるうえで、葛尾村で強みはあるのか、また旅行者をよぶコンテンツはあるのか(Joseph Apor/農学研究科)」といった意見に『人に出会うために訪れる村になればいい、民宿の実績もある。葛尾村だけでなく、村民のイメージをもっと発信していくのは行政の仕事だと考えている(杉本様)』と回答があるなどなど活発な議論が行われました。

写真:葛尾村役場 杉本誠様の講話
さらに、かつらお胡蝶蘭合同会社では杉下博澄様よりレクチャーを受けました。風評被害を受けない施設園芸であることや、安定して花を咲かせるため収益が見込めること、葛尾村ではもともと第一次産業が基幹産業であったことなどから、胡蝶蘭を選んだというお話を聞くことができました。

写真:ホワイトホープ。スポンジをあてることで花の並びを均等に調整できる
本日ご協力頂きました葛尾村の皆様、誠にありがとうございました。