海洋生物科学コース

概要

水産に関わる海洋生物とそれを取り巻く環境を複合的な視点から研究し、それらを高度に利用することを目指して教育と研究を行なっています。

 海洋生物科学コースは7つの研究室(水圏動物生理学、水産資源生態学、水圏植物生態学、水産資源化学、沿岸フィールド生物生産学、生物海洋学、海洋生命遺伝情報学)が、多様な水産動植物の生産と利用に関して広範囲な研究を展開しています。

 具体的には、養殖動物の生殖の内分泌調節機構の解明と遺伝子改変技術の応用(水圏動物生理学)、沿岸生物有効利用のための資源生態および資源変動機構の解明(水産資源生態学)、沿岸域の岩礁生態系における海藻類の生態系機能についての研究(水圏植物生態学)水圏生物の生化学と高度利用に向けた基礎研究(水産資源化学)、沿岸生態系動態の解析と海洋生物の遺伝的多様性の保全(沿岸フィールド生物生産学)、海洋の低次生産層の生物を用いて海洋生態系の構造と機能を解明(生物海洋学)、遺伝育種と遺伝資源の保全及び魚類発生と発育の分子調節機構の解明(海洋生命遺伝情報学)、を中心に研究を行なっています。

海洋コースのニュース・プレスリリース

2024年3月 恩田都和さん(水産資源生態学:学部4年生)が、2023年度総長賞を受賞しました(下記トピックス参照)。

 

2023年11月 青木優和教授(水圏植物生態学)らの著書が、令和6年度小学校教科書に掲載されることになりました。

 

2023年10月 Cheryl Lewis Ames教授(国際海洋学)が研究の一部を担当する「変動海洋エコシステム高等研究機構」が、文部科学省の令和5年度世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)に採択されました。

 

2023年4月 片山知史教授(水産資源生態学分野)が「水産海洋学会 第28回宇田賞」を受賞しました(下記トピックス参照)

 

2022年11月 Yoon Jeongwoongさん(水圏動物生理学:大学院生)の研究グループが、軟体動物の遺伝子を機能解析できる基盤技術を開発しました。

 

2022年9月 青木優和教授(水圏植物生態学)が、(株)MOBA 再生と「藻場再生」の共同研究を開始しました。

 

2022年6月 大越和加教授(生物海洋学)の研究グループが、世界2例目となる被嚢穿孔性のゴカイ類を発見しました。

 

2021年11月 西谷豪准教授(生物海洋学)の研究グループが、貝毒原因プランクトンの天敵生物を日本で初めて発見しました。

 

2021年10月 Cheryl Lewis Ames准教授(国際海洋学)の研究グループが、環境DNAの手法によってタコの種類や捕獲地域のAI による識別を可能にするシステム開発を行いました。

 

2021年7月 池田実教授(沿岸フィールド生物生産学)の研究グループが、日本産アワビの遺伝的多様性を明らかにしました。

 

2021年5月 Cheryl Lewis Ames准教授(国際海洋学)の研究グループが、環境DNAのオンサイト分析技術を開発しました。

 

 

海洋コースの旧サイト(アーカイブ)

過去の活動記録です

Applied Marine Biology (AMB) コースの紹介

AMBコース

https://www.agri.tohoku.ac.jp/amb/

Research & Faculty

https://www.agri.tohoku.ac.jp/amb/research.html