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研究成果がRedox Biologyに掲載され、農学研究科のTopicsに掲載されました。

 脂質は、私たちのからだを構成する重要な成分です。一方、脂質が酸化され過酸化脂質となり、からだに蓄積すると、疾病に繋がると言われています。最近、過酸化脂質は私たちが日常的に食べる食品(油等)にもごく僅かながら含まれることが明らかになり、その行方(摂取したものは吸収され蓄積するのか?吸収されずに代謝されるのか?)に興味が持たれていました。その中で私たちは、摂取した食事由来の過酸化脂質は吸収されないものの、その腸管への流入刺激が「からだ(腸管)の中での脂質の酸化」を引き起こし、それにより「新たな過酸化脂質が生成されること」を初めて明らかにしました。[農学研究科HP]
 本研究成果は、2022年9月19日に国際学会誌「Redox Biology」にオンライン掲載されました(doi.org/10.1016/j.redox.2022.102471)。

2022年10月13日

国際共同研究成果がNatureに掲載され、プレスリリースされました。

 ドイツ・ヘルムホルツセンターミュンヘンと東北大学大学院医学系研究科との国際共同研究により、ビタミンKにはフェロトーシスを強力に防ぐ作用があることを新たに発見しました。さらに、これまで50年以上その正体が不明であったビタミンKを還元する酵素を同定しました。[東北大HP] [農学研究科HP]
 本成果は、「Nature」に掲載されました(doi.org/10.1038/s41586-022-05022-3)。

2022年08月04日